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 子宮筋腫と卵巣腫瘍
投稿:近藤

昨年度、数回にわたり那珂川市の

集団検診(子宮がん検診)を担当

していました。集団検診を行うバスは

経腟超音波を置くスペースがなく、

がん検診のみでした。集団検診では、

経腟超音波を行わないことが多く、

疾患のサイズは分かりません。


女性に多い婦人科疾患には、

子宮筋腫と卵巣腫瘍があります。

・子宮筋腫

月経困難、過多月経とそれに伴う

貧血などの原因となります。

子宮筋腫の症状は、子宮筋腫

の育つ場所によって異なります。
粘膜下筋腫は、サイズが小さく

ても症状が強く出ます。

漿膜下筋腫は症状が軽く、大きく

なるまで気がつかない場合が多い

・卵巣腫瘍

良性の腫瘍と悪性の卵巣がん

があります。進行すると下腹部に

痛みや膨満感を感じます。
卵巣がんは予後が悪いといわれ

ていますが、その理由は初期症状

がないため、自覚症状が出てから

診察を受けても、すでに進行がん

となっていることが多いからです。


以前、「産褥期に筋腫分娩をきた

した子宮筋腫合併妊娠の1例」

という論文を執筆し、子宮筋腫や

卵巣腫瘍では、経腟超音波による

定期検診が極めて有効なことが

分かりました。超音波検査は産婦

人科の外来では、子宮がん検診と

同時に手軽に受けることができ、

痛みも伴わず数分で終わります。


以前に子宮筋腫や卵巣腫瘍を

指摘され、その後にサイズを計測

されていない方は、バスの検診

ではサイズは分かりませんので、

一度超音波検査をお勧めします。


2019年4月19日(金)




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